
ヘッセの小説の中で最も有名なもの、らしい。
ちなみに僕は、大学のゼミで取り上げられるまでヘッセ自体を知らなかった。
あらすじ
幼いころから学業優秀でエリートになることを期待されていたハンス。
周りから期待されて、それに応えることが嬉しかった。
しかしそのために、
幼いころに好きだった釣りや自然の中を散策することを
放棄することもいとわなかった。
しかし次第に大きくなっていく周りの期待に応えることがだんだん負担になってゆき、
最後には内面から壊れていく。
今から100年も前に書かれたとは思えないようなテーマ。
今していることが自分のやりたいことかそうでないことか、
時々わからなくなる。
そんなときに周りが望んでいることが
自分のしたいことだと錯覚することがある。
案外自分のことってわからないから、
そこで行動と気持ちの間に差異が発生する。
そうやって気づかない間に溜まっていく、
人格を内面から破壊するほどのストレス。
ヘッセ自身の経験を基に書かれた話で、
鬼気迫るものがある。
そこには救いはなく、悲しい結末になっている。
こんにちわ。
返信削除初めまして。
車輪の下、大昔に読みました(^_^;)
感受性の強い少年の悲劇、書かれてありますようにいつの時代も変わらぬことなのでしょうね。
この年になっても自分を確立することは難しいです。
若いときはほんとに迷いますよね。
最近読書好き!コミュニティに参加しました。
よろしくです。
大変遅くなりました。
返信削除コメントありがとうございます!
こちらこそよろしくです。
KOZOUさんはどんな作家が好きなんですか?
またそちらのブログのほうにもお邪魔させてもらいますね。