やっと読み終わりました。
結構長い本で途中くじけそうになったけど、読みきってよかったって言える本です。
父親の突然の思いつきからホテル開業し生活していく、
主人公でありベリー家の次男であるジョン。
ホモの兄フランクに小人症の妹リリー、
レイプされた姉フラニーに難聴の弟エッグ。
ここに出てくる子供たちはそれぞれ心に傷を負っている。
それぞれが別々の痛みを持っているからわかりあうことは出来ない。
ために自分ひとりで乗り切ろうとしている。
そして互いがわからないなりにも助け合おうとしている。
この押し付けがましくなさが好き。
伝わるかな。
僕の好きなシーンで、
大晦日に毎年パーティをするが、
祖父が死んだために今年は中止するかどうか相談しているシーンがある。
「わたしはパーティが好きよ」
リリーが言ったので、みんな彼女のほうを見た…
…そこでぼくたちはみんな大晦日のパーティのために一致団結した。
リリーがパーティを楽しみにしている以上、
ぼくたちはその気分を盛り上げるように努力するつもりだった。
また一冊、将来読み返したい本が増えた。
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